【私の茶道具】藤総製陶所の焙烙急須 − greenbrewing プロダクトマネジメント / 山上よしみ
お茶のある暮らしを楽しむうちについ増えてしまう茶道具たち。でもお気に入りの逸品があると、お茶はもっと楽しくなる。センスのよいあの人が、そんな愉悦にどっぷりつかってしまった茶道具をご紹介。
藤総製陶所の焙烙急須 − greenbrewing プロダクトマネジメント / 山上よしみ

とあるお茶屋さんから、「あなたなら使いこなせると思う」と連絡をいただいて知ったのが、「藤総製陶所」さんの焙烙急須でした。
焙烙の“焙じる”機能と、急須の“淹れる”機能がひとつになった道具。ほうじ茶好きにとって、心が躍る組み合わせです。焙煎した茶葉にお湯を注ぐ瞬間の「ジュワジュワ〜」という音と、立ち上がる香ばしい香りは、いちばんのごちそうかもしれません。煮だすこともできるのが魅力で、番茶の大きめの茶葉を、じっくり、しっかり抽出できて、香りだけでなく味わいの厚みまで引き出してくれます。ほうじ茶の楽しみ方も広がり、使うほどに、「使いこなせると思う」と言われた意味がわかってきます。
一見シンプルなのに、火加減や茶葉の具合で表情が変わる、簡単そうで一筋縄ではいかない子。うまくいく日もいかない日も、一緒に作っていく。道具と仲良くなる時間そのものが、お茶の味になっていく気がします。
やまかみ・よしみ
| greenbrewing プロダクトマネジメント。休みの日は焙烙でほうじ茶を焙煎している。ほうじ茶関連の教室やイベントも開催。煎茶堂東京で好きなお茶は「022 かなやみどり」。 |