麻生要一郎「10月は、栗の思い出。」- TOKYO TEA JOURNAL 巻頭エッセイ

麻生要一郎「10月は、栗の思い出。」- TOKYO TEA JOURNAL 巻頭エッセイ

TOKYO TEA JORUNALの巻頭を飾る、料理家・麻生要一郎さんのエッセイ。季節を感じながら、毎日のちょっとした幸せを見つけられるような麻生さんのエッセイをお楽しみください。月に一度更新予定。

10月は、栗の思い出。

 子供の頃から、栗が大好きだった。洋菓子ならモンブラン、和菓子ならば栗饅頭、生栗を茹でてから半分に切ってスプーンで食べるのも好きだった。お節料理の栗きんとんは、大人になったら独り占めして、山盛り食べたいと心に決めていた。ほとんど僕が、食べていたというのに。しかし、いざ大人になったら、そんなにたくさん食べるものではないと気付く。それほど、好物なのである。

 栗ごはんは定番だけど、大人になれば、渋皮煮、栗ジャムなんていうのも加えて美味である。鬼皮ごと揚げるのも、美味しいらしい。百貨店の地下にあるフルーツパーラー特製のマロンプリンも、食べたくなる。

 秋になると、地元・茨城に住んでいる仲良しのけいちゃんが、自宅の栗畑で拾って、鬼皮がピカピカした栗、それから使いやすいようにと、几帳面に皮を剥いてアク抜きしてくれた栗をたくさん送ってくれる。「けいちゃんから、栗が届いたよ! 」と言うと、チョビも一緒に箱を覗き込んでは、嬉しそうに尻尾を左右にふっている。実際に食べはしないけれど、茹でた栗の匂いを嗅いで、秋を堪能している。

 今年もそろそろ、栗が届く頃。届いたらまずは栗ごはんを作ろうかなあ。皆さんの、栗の思い出のお便りを是非お寄せ下さい。

麻生要一郎

あそう・よういちろう|1977年1月18日生まれ。茨城県水戸市出身。料理家・随筆家。 家庭的な味わいのお弁当が評判となり口コミで広がる。雑誌への料理・レシピ提供、食や暮らしについての随筆を行う。初の単行本『僕の献立 本日もお疲れ様でした』(光文社刊)を刊行。2022年1月には第2弾『僕のいたわり飯』(光文社刊)も。

TOKYO TEA JORUNAL

お茶の定期便「TOKYO TEA JORUNAL」を購読すると、毎月、季節をテーマにお茶とレシピ掲載の冊子が届きます。

巻頭で連載している麻生要一郎さんのコラムにお便りを送ると、麻生さんからの返信を紙面でもらえるほか、最大5,000円のクーポンをお送りしております。

TOKYO TEA JORUNALについて詳しく見る

Illustration:fancomi

PAIRINGペアリングのお茶の水色

お茶を探すなら、こちらから。

白桃煎茶 はるみどり
白桃煎茶 はるみどり
¥440〜
050 SHIGERU NO.2 茂2号
050 SHIGERU NO.2 茂2号
¥440〜
京都玉露
京都玉露
¥1,656

お盆期間中のため、当日出荷の締切は 8:00 です(8月17日まで)。

シングルオリジン煎茶

001 HARUMOEGI はるもえぎ
001 HARUMOEGI はるもえぎ
¥440〜
002 KOUSHUN 香駿
002 KOUSHUN 香駿
¥440〜
012 ASATSUYU あさつゆ
012 ASATSUYU あさつゆ
¥440〜
GENMAICHA 玄米茶
GENMAICHA 玄米茶
¥440〜
032 TSUYUHIKARI EI つゆひかり 頴娃
032 TSUYUHIKARI EI つゆひかり 頴娃
¥440〜
062 GOKO ごこう
062 GOKO ごこう
¥440〜
もっと見る →

次に読む

とっておきのMYあんこ。vol.038 佐藤製菓の〈イモ当て〉- 神まどか
とっておきのMYあんこ。vol.038 佐藤製菓の〈イモ当て〉- 神まどか
2026.07.27
「窓辺の野花」vol.01/ヒメジョオン - TOKYO TEA JOURNAL 巻頭連載
「窓辺の野花」vol.01/ヒメジョオン - TOKYO TEA JOURNAL 巻頭連載
2026.07.23
ブログ一覧へ戻る

読みものの新着

2026.07.27とっておきのMYあんこ。vol.038 佐藤製菓の〈イモ当て〉- 神まどか 2026.07.23「窓辺の野花」vol.01/ヒメジョオン - TOKYO TEA JOURNAL 巻頭連載 2026.07.22〈 今月の表紙 〉横浜発の、甘いおもてなし。 - VOL.87(2026年7月発行号) 2026.07.08東京茶寮【7〜8月限定】水わらびもちとお茶のペアリング。東京茶寮で季節を感じて。 2026.07.01【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.88 2026年8月発行号
読みもの一覧へ →