〈 あの人の朝ごはん 〉032 カリカリチーズのトースト − 調理室池田店主・池田宏実
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朝ごはん。一日をスタートする日常的だけれどちょっと神秘的な時間。素敵に過ごせたらその日は絶対いい一日になるはず。
でも毎日立派な朝食の時間を取れないのが現実。ささっと1分で出来ちゃう簡単メシでも、時には贅沢に外に食べに行っても、昨日の夕ご飯の残りだって、立派な朝ごはん。
そういえば、素敵なあの人はどんな朝ごはんを食べているのだろう…?
今回は、調理室池田店主・池田宏実さんに聞いてみました。
カリカリチーズのトースト

市場の朝は早い。4時にキッチンに入り、7時開店を目指しひたすら手を動かす。上着を脱ぐ前に、まずはひと仕事。スコーンを焼くためにオーブンを点ける。次のミッションは、200度に温まるまでにコーヒーを淹れる。これをクリアしたらひと息つく。オーブン が温まったところで、すかさず中段にスコーンを入れるのだけど、 下段は私の朝ごはん。前日の残りのパンの切れ端にチーズをのせて 焼く。ここで大事なのは、焦らないこと。チーズが沸々とし、パンがカリカリになるまで焼く。その頃には少しコーヒーが冷めてしま うのだけど、ゴクゴクとパンを流し込むには丁度いい。
窓の外の忙しそうに働く人々に、「お先にごめん!」と思いながらも、今日もいつも通り朝が始まったことを幸せに思う。
池田宏実(いけだ・ひろみ)
美術短大卒業後、(株)サザビー(現サザビーリーグ)フード事業部入社。退社後、料理家のアシスタントを経て2008年に独立。料理教室を始める。2018年、仕入れで通い詰めていた川崎市中央卸売市場北部市場に「調理室池田」を開店。Instagram:@ikeprox











