〈 あの人の朝ごはん 〉034 おばあちゃんのクッパ − ぬま田海苔4代目当主・沼田晶一朗
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朝ごはん。一日をスタートする日常的だけれどちょっと神秘的な時間。素敵に過ごせたらその日は絶対いい一日になるはず。
でも毎日立派な朝食の時間を取れないのが現実。ささっと1分で出来ちゃう簡単メシでも、時には贅沢に外に食べに行っても、昨日の夕ご飯の残りだって、立派な朝ごはん。
そういえば、素敵なあの人はどんな朝ごはんを食べているのだろう…?
今回は、ぬま田海苔4代目当主・沼田晶一朗さんに聞いてみました。
おばあちゃんのクッパ

寒い朝、何より好きだった朝ごはんは、おばあちゃんが作ってくれた「クッパ」でした。
材料はキャベツともやし、椎茸、卵、ニラ、豚肉の切り落としと具沢山。スープは鰹節で出汁をとり醤油で整える。辛味は入れず少しコンソメを入れるのが、おばあちゃん流。仕上げは溶き卵と胡麻油をかけ鍋に蓋をしグツグツさせる。
さあ!食べようと、蓋を開けた時の香りの広がりが素晴らしい。今振り返ると、蓋を開ける作業も、家庭で味わえるエンターテイメントだったのだと気がつきます。おばあちゃんに教わった料理は、これが最初で最後。自家で自分がおばあちゃんにと作って食べさせてあげた時の笑顔は、今でも忘れられない。
おばあちゃん直伝のクッパを食べるときは、おばあちゃんと繋がっている気がするから、私にとって心も体も温まる朝食です。
沼田晶一朗(ぬまた・しょういちろう)
1977年、川崎生まれ。17年勤めたアパレルから実家の海苔屋へ転職。2018年に浅草・合羽橋に有明海産初摘み海苔の専門店ぬま田海苔をOPEN。海苔の食べくらべを通し、海苔の魅力や可能性を世界に発信中。自身でnoteも執筆中。Instagram:@numatanori











