とっておきのMYあんこ。vol.029 小ざさの〈最中〉- 安藤百花
あの人が愛するあんこと、あんこの思い出エピソード。月に一度更新予定。3ヶ月ごとに“あんこラバー”が変わります。様々な人が、その人生で記憶に残るあんこのお話をご紹介します。
今月のあんこラバー
安藤百花さん
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東京生まれ。衣食住研究家。草木染めを軸に食や空間デザイン等の活動を実験的に行うプロジェクト「YAO」のほか、モデルとして雑誌や広告で活躍中 |
小ざさの〈最中〉

わたしは、祖母の習い事や用事によくついて回る子供でした。俗にいう「おばあちゃん子」です。大人になった今でも月に何度か散歩をするのがお決まりになっています。そんな祖母の手土産とお茶請けの定番は老舗和菓子屋「小ざさ」の最中。
小豆あんと白あんの二種類があり、こってりとした質感でありながら甘さは控えめ、小豆の皮の食感も残したやさしい味わい。ちなみに、個人的には白あん派です。
素敵なクッキー缶や宝石のようなケーキも時々にはいいけれど、どこかほっとする味というのはいつどんな時に食べても美味しいからいいのです。
そんな子供の頃から慣れ親しんだ味は、いつからかわたしも手土産の定番となっていました。こうして受け継がれているものに気がつく瞬間、自分の中にその人の気配を感じて嬉しくなります。
次の休みも小ざさの最中を買って祖母を訪ねよう。
このあんこ菓子に合いそうなお茶