福田里香「熱々の烏龍茶は、中華クッキーと一緒に」私が器を使うなら vol.041
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使う人によって、全く違う表情を見せるのが、器の面白いところ。一緒に使うカトラリー、テーブル、部屋に入る光の加減……。もちろん、どんなスイーツやお料理を載せるかもその人のチョイス次第。
煎茶堂東京オンラインで販売している器やカトラリーを、菓子研究家・福田里香さんに使っていただきました。
熱々の烏龍茶は、中華クッキーと一緒に

横浜中華街の老舗「中華菜館 同發(どうはつ)」には製菓部門もあるんです。中でも茶菓子としておすすめなのは、魚形レーズンクッキー(葡萄魚餅)です。
一見たい焼きにも見えますが、じっくり眺めてみてください。魚の菓子型の意匠にクラシックな中国の造形を感じ、とってもかわいらしい。
稲村真耶(いなむら•まや)さんの 白磁板皿に盛り付けてみました。1匹なら取り皿に、2匹並べたら盛り付け皿にちょうどいいサイズです。
4つ角に施された凹形の意匠とそれをなぞった線状の彫り込みは、中国明朝時代の家具の造形のようであり、ヨーロッパの古いラベルを縁取る枠線のようにも感じます。和洋中を問わず、お菓子や料理に寄り添ってくれる器です。

正方形の縦横サイズは約15.5cm、高さ約1.2cm。
ニュートラルな白板の上に置くと、白磁板皿のニュアンスのある白色がよくわかります。青みを帯びた複雑な淡いグレーにも見える色合い。スッと引いて脇役になってくれる色調ですから、盛りつけた食材を引き立ててくれます。

裏面の構造です。板皿のヘタリを防止する四方の縁に合わせた3本の筋が抽象画のように美しい。

温かいお茶が恋しく感じる季節になりました。最近は国内でもおいしい半発酵系の烏龍茶が作られています。同發の葡萄魚餅は、レーズンの酸味とほのかなピーナツ風味がおいしい、しっとり系の焼き菓子で、何杯でもお茶が飲めてしまう銘菓。
濃厚でミルキーな香りとコクを持つ煎茶堂東京の銘茶『烏龍茶 べにふうき』と相性ぴったり。100℃の熱湯でちょっと長めに2分10秒ほどしっかり蒸らして淹れるのがコツだそうです。
今回使用した器
今回使用したお茶
中華菜館 同發「魚形レーズンクッキー(葡萄魚餅)」


| 価格 | 一個 150円(税込) ※化粧箱梱包代150円 |
| 販売期間 | 通年 |
| 販売場所 | 同發 新館売店
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町164番地 |
| TEL | 045-681-8808 |
| 営業時間 | 10:30-21:00 |
| URL | douhatsu.co.jp |
福田里香(ふくだ・りか)さん
菓子研究家。武蔵野美術大学卒。『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『民芸お菓子』(Discover Japan)など料理・お菓子に関する著書多数。Instagram:@riccafukuda











