【私の茶道具】年代物の鉄瓶 - 素果子 店主 半田葉子
お茶のある暮らしを楽しむうちについ増えてしまう茶道具たち。でもお気に入りの逸品があると、お茶はもっと楽しくなる。センスのよいあの人が、そんな愉悦にどっぷりつかってしまった茶道具をご紹介。
年代物の鉄瓶-素果子 店主 半田葉子

一日のはじまりは白湯から。朝一番に湯を沸かすのが日課で、起きたらまず、鉄瓶を火にかけます。
薬缶はどんな日にでも必ず触れる茶道具のひとつなので、特に身近な存在。この鉄瓶は、銅製の蓋と梅の摘つまみが気に入っています。年代物で、我が家に迎えて入れてから数年が経ちましたが、少しずつ今の持ち主に馴染んでもらっている……。そんな気持ちで使っています。
ふと時間ができたときには、鉄瓶が温かいうちに表面に完熟藪椿油を塗り、手で撫でて馴染ませたり、ミネラルの多い水を沸かし湯垢をつけたり。あえて湯垢をつけることで、まろやかな口当たりのお湯になって美味しく感じられるんです。
これからもずっと、末永く使えるように、日々お手入れをしながら愛用しています。
素果子 店主 / 半田葉子
| 植物性菓子の創作ほか、月に一度の「お菓子茶会」を開催。 |