【私の茶道具】山下眞喜さんの湯呑み - お菓子研究家 本間節子
お茶のある暮らしを楽しむうちについ増えてしまう茶道具たち。でもお気に入りの逸品があると、お茶はもっと楽しくなる。センスのよいあの人が、そんな愉悦にどっぷりつかってしまった茶道具をご紹介。
山下眞喜さんの湯呑み-お菓子研究家 本間節子

薄手の陶器の湯呑みでいただく日本茶は、口当たりがやさしく、味わいもまろやか。手のひらにすっと収まる小ぶりなサイズで、とても使いやすいのです。
形はさまざまですが、焼き色は柔らかな白で、お茶の色が美しく映えます。形違いでも食卓に並べると自然と馴染むのも魅力。
ありそうでなかなかないこの薄い飲み口の器は、岐阜県可児市の陶芸家・山下眞喜さんによるもの。とある茶店で偶然出合い、その使い心地に惚れ込んで、山下さんの窯を訪ねたのが最初でした。ご本人が快く迎えてくださり、使い方も惜しみなく教えてくれたのが印象に残っています。
日本茶だけでなく台湾茶やデザートにも活躍し、他の器や急須ともすっと馴染みます。
今では器もずいぶん増え、今日はどれにしようかと選ぶ時間も楽しく、飲むたび山下さんの明るさを思い出して元気をもらえる気がします。
お菓子研究家 / 本間節子
| 1969年、神奈川県生まれ。お菓子研究家、日本茶インストラクター。「atelier h」での菓子教室が人気を集める。著書に『atelier h 季節の果物とケーキ』(主婦の友社)等がある。 |