【私の茶道具】器から始まった中国茶の時間 - SAI
お茶のある暮らしを楽しむうちについ増えてしまう茶道具たち。でもお気に入りの逸品があると、お茶はもっと楽しくなる。センスのよいあの人が、そんな愉悦にどっぷりつかってしまった茶道具をご紹介。
器から始まった中国茶の時間-SAI

私が中国茶を始めたきっかけは、お茶そのものではなく「器」でした。
20代の頃から少しずつ集めていた器作家の方々が中国茶器を手がけるようになったことがきっかけで、自然とお茶の世界にも惹かれ、5年ほど前から本格的に中国茶を淹れるようになったのです。
中でも思い入れがあるのは、井山三希子さんの茶杯。高校生の頃から両親と通っている生活雑貨店で出会い、生まれて初めて自分で買った茶杯です。手にすっぽりと馴染む筒型フォルムと、熱や香りをよく残してくれる使い心地のよさに惹かれ、今でも一番よく使っている器のひとつです。
あれから25年。その場所で出会った作家の方々の器や茶器が、私の中の「はじまり」として、今も変わらず手元にあります。暮らしの中で、使うたびにその記憶がやさしく立ちのぼるのです。
SAI
| 学生の頃から器収集が趣味。茶器においては、作家の作品・量産品・古物など何でも好き。好きなお茶は烏龍茶。Instagram:@sai_te_31
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