福田里香「3サイズの白い器で、黄金芋をいただく」私が器を使うなら vol.046
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使う人によって、全く違う表情を見せるのが、器の面白いところ。一緒に使うカトラリー、テーブル、部屋に入る光の加減……。もちろん、どんなスイーツやお料理を載せるかもその人のチョイス次第。
煎茶堂東京オンラインで販売している器やカトラリーを、菓子研究家・福田里香さんに使っていただきました。
3サイズの白い器で、黄金芋をいただく

朝晩の冷え込みで季節の変化を感じる日々。
焼き芋の造形を模した黄身餡の銘菓「黄金芋(こがねいも)」が恋しくなります。今回は、「京菓子司 壽堂(ことぶきどう)」を訪ねて、5代目女将の杉山青子さんにお話を伺いました。

壽堂は、明治17(1884)年に水天宮前交差点近くに創業した老舗の和菓子店。
「〝お芋だよ〟とお土産に渡し、相手に〝なんだ焼き芋か〟と油断させる。でも口に入れたらびっくり。さつま芋よりずっと高価で貴重、上等な黄身餡の焼き饅頭だったか!と唸らせる……これが江戸っ子の粋ですね」と、杉山さん。
黄金芋の饅頭皮は極薄で、また上下も底もない、360度ころりと丸い立体的な造形です。まるで本物のさつま芋。これは熱した高温窯で串焼きにする製法だから可能なのだそうです。シナモン風味の極薄皮と滋味な黄身餡に、職人技の真髄を感じます。
黄金芋を一口齧ると、途端にお茶が恋しくなるのも良き塩梅。
サムネイルと、上に載せた画像は、「黄金芋 12個入り」を、児玉修治(こだま•しゅうじ)さんの「オーバルプレート L」に、本物の焼き芋のようにたっぷり盛り付けてみた図。沢山のひとが集まる席にぴったりです。

こちらの「オーバルプレート M」には、「黄金芋 5個入り」をきれいに並べて盛り付けてみました。気心が知れた小さな集まりにちょうどいいサイズ感。

児玉修治さんのオーバルプレートは、まるで静物画に描かれた器のよう。器やリムの輪郭はフリーハンドな曲線美。マットホワイト系の釉薬には絵の具をペイントしたような筆跡を感じます。
1番小さい「オーバルプレート SS」 長径約15cm、短径約13cm、高約さ2.3cm。
中くらいの大きさ「オーバルプレート M」 長径24.5cm、短径約18.5cm、高さ約2.3cm。
1番大きい「オーバルプレート L」 長径約28.5cm、短径約20.5cm、高さ約3cm。
個別に購入できますが、オーバルの器ってすごく重宝しますから、3サイズ揃いで欲しくなります。

1番小さい「オーバルプレート SS」は、銘々皿に打ってつけ。黄金芋を取り分けてみました。
黒文字(菓子切り)を添えるのも礼に適って良いけれど、本物の焼き芋のように、包み紙のまま二つに割って食べてもおいしい。包み紙のままで食べると粉も落ちにくい。佇まいが素敵なだけでなく、そんな配慮を感じるパッケージでもあります。
熱々の「やぶきたシングルオリジン棒ほうじ茶」と一緒にどうぞ。
壽堂こぼれ話
羽海野チカ先生が描く大人気マンガ「3月のライオン」(白泉社)に登場する、ヒロイン•ひなたちゃんの実家は和菓子店「三日月堂」。単行本の奥付けをチェックしてください。壽堂に謝辞を捧げています。その理由は壽堂が「三日月堂」のモデルだからです。つまりファンにとっては聖地巡礼も兼ねておいしい和菓子が買えるということ。羽海野先生自ら取材に赴き、職人さんを熱心にデッサンされたそうです。
今回使用した器
今回使用したお茶
京菓子司 壽堂


| 価格 | 1個あたり 260円(税込) ※袋入りや箱入りで価格が変わります。価格は掲載時点でのものですので、最新情報と異なる可能性がございます。ご了承ください。 |
| 販売期間 | 通年 |
| 販売場所 | 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2丁目1−4 半蔵門線 水天宮駅下車 7番出口から徒歩10秒 |
| TEL | 0120-480-400 |
| 営業時間 | 月-土曜日 9:00 – 18:30 日曜日 9:00 – 17:00 |
福田里香(ふくだ・りか)さん
菓子研究家。武蔵野美術大学卒。『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『民芸お菓子』(Discover Japan)など料理・お菓子に関する著書多数。Instagram:@riccafukuda











