茶の時間の輪郭を、白と味わう。児玉修治「○pot」
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白い器は、料理を引き立てる。その言葉を、道具としてきちんと信じさせてくれるものがあります。児玉修治さんの「カンヴァス」シリーズは、まさにその一つ。マットな白の面に、刷毛の流れや釉の揺らぎがごく静かに現れて、光を受けるたびに表情が変わります。
今回は、同じかたちをサイズ違いで仕立てた 「○pot 150」「○pot 120」をご紹介します。
児玉修治さんの器がもつ「白」の説得力

児玉修治さんの器は、シンプルな造形に見えて、手に取ると不思議と情報量があります。
輪郭は潔いのに、面は均一ではない。白いのに、冷たくない。
そのバランスが、食卓の空気を少し整えてくれる。道具としての合理性と、手仕事の気配が、同じ場所に同居しています。
カンヴァスシリーズについて

絵画の支持体としての「カンヴァス」から着想を得たシリーズは、白マットのやわらかな表情と刷毛目が残る独特のテクスチャが特徴です。料理を盛り付けたときにその余白が際立ち、静かな緊張感と温かみを同時に感じさせてくれます。
白い面は、何かを強く主張するのではなく、周囲の色や素材を受け止めて、引き立てるためにある。だから、合わせるものを選びません。
サイズ違いで選ぶ楽しさ

同じかたちでも、容量が少し変わるだけで、所作のリズムが変わります。
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○pot 120(120ml) 手のひらに収まりがよく、動作が小さくまとまるサイズ。 湯量を細かく調整しながら、軽やかに淹れたいときに心地よい一つです。 ○pot 150(150ml) ひと回りゆとりがあり、茶葉の開き方や香りの移ろいを追いやすいサイズ。 少し長めに、数煎かけて楽しみたいときにも頼りになります。 |

どちらも、注ぎ口・胴の丸み・持ち手の弧が、視線の流れをすっと整えます。机の上に置いたとき、その存在感自体が、ひとつの景色になるポットです。
無機質なものと合わせる

カンヴァスの白は、木の温かさとも合いますが、むしろ冷たさのある素材と合わせたときに輪郭が立つ気がします。
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ステンレストレイ × カンヴァスの白 ステンレスのフラットな面に、ポットの丸みが浮かびます。 影がくっきり出る日中の窓辺なら、白のグラデーションが一層きれい。余計な小物を置かず、ポット+カップだけにすると、白の説得力がまっすぐ届きます。 ガラス × 透明感 耐熱ガラスのピッチャーや、薄いグラスを隣に置くと、白が“透けない”ことが強調されます。 透明と不透明の対比が、茶の色(淡い緑、焙じの琥珀)を引き上げてくれます。 石 × 余白の静けさ 石目のプレートや、グレーのマットなコースター。 「白の器=軽やか」という先入観をほどいて、落ち着いたムードに寄せたいときにおすすめです。 |
使うたびに、新しい表情。
カンヴァスは、真っ白で均一な“工業的な白”ではありません。だからこそ、光の当たり方や、置く場所、隣にある素材で表情が変わります。毎日の中で少しずつ見え方が変わっていく。その変化も含めて、長く付き合える道具です。
サイズは2つ。あなたの手の動き、置きたい風景、整えたい時間に合わせて、「○pot」がお茶の時間の輪郭を静かに整えてくれます。











