「発酵」茶ことば大辞典 The Dictionary of Tea Terminology #15

「発酵」茶ことば大辞典 The Dictionary of Tea Terminology #15

「発酵」

発酵(名)はっ・こう
❶微生物の働きで有機物が分解され、特定の物質を生成する現象。狭義には無酸素状態で糖質が分解されること。生物体はこれにより必要なエネルギーを獲得する。生成される物質によってアルコール発酵・乳酸発酵・メタン発酵などとよぶ。酒・醤油・味噌・ビール・チーズなどの製造に利用。
出典:小学館 デジタル大辞泉より

お茶の「発酵」という言葉は、少しややこしい。

パンや味噌のように微生物が働くイメージを抱きがちですが、茶づくりで語られる発酵の多くは、実は“酸化”のこと。摘みたての茶葉をそのまま置くと、葉の中の酵素がカテキンなどの成分を酸化させ、色や香りが変わっていきます。

これは、身近なものでいうと切ったリンゴが茶色くなるのと同じ原理、と考えると分かりやすいかもしれません。この酸化をすぐに止め、緑色のまま仕上げたものが緑茶。途中まで進めて香りの幅をつくるのが烏龍茶。さらに深く進め、赤みと華やかさを引き出すのが紅茶です。

そして、その鍵になる工程が「萎凋」。茶葉をしおれさせ、香りが立ちやすい状態をつくることで、花や果実のようなニュアンスが生まれます。一方で、微生物の力で本当に発酵させる「後発酵茶」もあり、プーアル茶や碁石茶などが代表格。

お茶の発酵は一枚岩ではなく、酸化と発酵が並走する、奥行きのある言葉なのです。

イラスト=葛原美晴
PAIRINGペアリングのお茶の水色

お茶を探すなら、こちらから。

010 FUKUMIDORI ふくみどり
010 FUKUMIDORI ふくみどり
¥440〜
Milled Tea まろやかな国産粉末緑茶
Milled Tea まろやかな国産粉末緑茶
¥2,750〜
煎茶堂東京の煎茶(ティーバッグタイプ 10個入)
煎茶堂東京の煎茶(ティーバッグタイプ 10個入)
¥1,722

お盆期間中のため、当日出荷の締切は 8:00 です(8月17日まで)。

シングルオリジン煎茶

001 HARUMOEGI はるもえぎ
001 HARUMOEGI はるもえぎ
¥440〜
002 KOUSHUN 香駿
002 KOUSHUN 香駿
¥440〜
012 ASATSUYU あさつゆ
012 ASATSUYU あさつゆ
¥440〜
GENMAICHA 玄米茶
GENMAICHA 玄米茶
¥440〜
032 TSUYUHIKARI EI つゆひかり 頴娃
032 TSUYUHIKARI EI つゆひかり 頴娃
¥440〜
062 GOKO ごこう
062 GOKO ごこう
¥440〜
もっと見る →

次に読む

とっておきのMYあんこ。vol.038 佐藤製菓の〈イモ当て〉- 神まどか
とっておきのMYあんこ。vol.038 佐藤製菓の〈イモ当て〉- 神まどか
2026.07.27
「窓辺の野花」vol.01/ヒメジョオン - TOKYO TEA JOURNAL 巻頭連載
「窓辺の野花」vol.01/ヒメジョオン - TOKYO TEA JOURNAL 巻頭連載
2026.07.23
ブログ一覧へ戻る

読みものの新着

2026.07.27とっておきのMYあんこ。vol.038 佐藤製菓の〈イモ当て〉- 神まどか 2026.07.23「窓辺の野花」vol.01/ヒメジョオン - TOKYO TEA JOURNAL 巻頭連載 2026.07.22〈 今月の表紙 〉横浜発の、甘いおもてなし。 - VOL.87(2026年7月発行号) 2026.07.08東京茶寮【7〜8月限定】水わらびもちとお茶のペアリング。東京茶寮で季節を感じて。 2026.07.01【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.88 2026年8月発行号
読みもの一覧へ →