春を味わい尽くす。- TOKYO TEA JOURNAL VOL.60 巻頭コラム

春を味わい尽くす。- TOKYO TEA JOURNAL VOL.60 巻頭コラム

お茶の定期便「TOKYO TEA JOURNAL」巻頭コラム(VOL.60)

春を味わい尽くす。

 今年も東京では桜の季節が過ぎた。3月に入ると、途端にみんなどこかソワソワしだす気がする。天気予報では桜開花予報の時間が確保されて、やれ何分咲きだとかを、咲くまで毎日放送する。みんなの期待を抱いて、日本を北上しながら、固い桜の蕾がゆっくりと開いていく。あなたの住む場所は、もう春が過ぎたか、これからか。

 たしかあれは高校受験の時。国語の時に読んだ文章でずっと頭に残っているものがある。諸説あると思うし、もう随分前のことなので記憶も曖昧だが、こんな感じだった。「さくら」という日本語は「割く」と「良」に分かれていて、割くというのは、桜の花びらの先が割れていることをさす。そしてそれが良いので、そこから桜と名付けた…という話。それが本当かどうかはともかく、桜の中のディテールを見つけ出して感動する心と、その感性に驚いた。桜の花びらをよくよく観察すると、確かに花弁の先が小さく割れている。そういう細部を愛でる部分は とても日本人らしいと思うし、誇りに思う。

 『さくらの煎茶』には、桜の葉っぱが入っている。 昔の人は桜を愛でるだけにとどまらず、葉に顔を近づけて、「いい香りだ」と気がついた。そして、塩漬けして桜餅を包むのに使ったり、こうしてお茶に混ぜたりした。自然への敬意と生活への取り入れ方には感服してしまうし、そうした温故知新は大切にしていきたいと思う。今年なんて、3月の一週目のうちに桜餅を3回も食べた。それはやりすぎかもしれないけれど、その時の季節を、その時期にしかない旬を、味わい尽くしたいと思う。

TOKYO TEA JORUNAL

お茶の定期便「TOKYO TEA JORUNAL」を購読すると、毎月、季節をテーマにお茶とレシピ掲載の冊子が届きます。

巻頭で連載している麻生要一郎さんのコラムにお便りを送ると、麻生さんからの返信を紙面でもらえるほか、最大5,000円のクーポンをお送りしております。

TOKYO TEA JORUNALについて詳しく見る

PAIRINGペアリングのお茶の水色

お茶を探すなら、こちらから。

001 HARUMOEGI はるもえぎ
001 HARUMOEGI はるもえぎ
¥440〜
002 KOUSHUN 香駿
002 KOUSHUN 香駿
¥440〜
012 ASATSUYU あさつゆ
012 ASATSUYU あさつゆ
¥440〜

お盆期間中のため、当日出荷の締切は 8:00 です(8月17日まで)。

シングルオリジン煎茶

001 HARUMOEGI はるもえぎ
001 HARUMOEGI はるもえぎ
¥440〜
002 KOUSHUN 香駿
002 KOUSHUN 香駿
¥440〜
012 ASATSUYU あさつゆ
012 ASATSUYU あさつゆ
¥440〜
GENMAICHA 玄米茶
GENMAICHA 玄米茶
¥440〜
032 TSUYUHIKARI EI つゆひかり 頴娃
032 TSUYUHIKARI EI つゆひかり 頴娃
¥440〜
062 GOKO ごこう
062 GOKO ごこう
¥440〜
もっと見る →

次に読む

とっておきのMYあんこ。vol.038 佐藤製菓の〈イモ当て〉- 神まどか
とっておきのMYあんこ。vol.038 佐藤製菓の〈イモ当て〉- 神まどか
2026.07.27
「窓辺の野花」vol.01/ヒメジョオン - TOKYO TEA JOURNAL 巻頭連載
「窓辺の野花」vol.01/ヒメジョオン - TOKYO TEA JOURNAL 巻頭連載
2026.07.23
ブログ一覧へ戻る

読みものの新着

2026.07.27とっておきのMYあんこ。vol.038 佐藤製菓の〈イモ当て〉- 神まどか 2026.07.23「窓辺の野花」vol.01/ヒメジョオン - TOKYO TEA JOURNAL 巻頭連載 2026.07.22〈 今月の表紙 〉横浜発の、甘いおもてなし。 - VOL.87(2026年7月発行号) 2026.07.08東京茶寮【7〜8月限定】水わらびもちとお茶のペアリング。東京茶寮で季節を感じて。 2026.07.01【TTJ】NEXT ISSUE - VOL.88 2026年8月発行号
読みもの一覧へ →